青物狙いのジャークには2種類ある!サゴシジャーク?

ノウハウ・解説

▲8月に釣ったサワラです。

メタルジグ で釣った魚ですが、これを釣った時のアクションはいわゆる「横ジャーク」でした。

そう!今回はショアジギングの鉄板アクションである「ジャーク」の、バリエーションについてです。

“ジャーク“とは…?

ショアジギング初心者のみなさんはまず、

「ジャーク」が何なのか知っておいたほうがいいです。これがショアジギングの唯一のルアー操作といってもいいくらい。巻いて、止めて、「ジャーク」していれば何でも釣れます。

さて、ジャークとは簡単に言えば竿を上や下に連続であおって、ルアーを激しく動かすことです。

文字で書くのは難しいですが、ショアジギング においての「ジャーク」を書くとすれば「ロッドの持ち手の先端を脇に挟み、脇を支点にして竿先を上に繰り返しあおる動作」です。

糸を張った状態でロッドを上に上げると、ルアーも引っ張られて上にあがります。これを繰り返すことで、メタルジグ がヒラヒラとキラキラと、アクションします。

ジャークのバリエーション…?

ジャークにバリエーションなんてあるのか…?と思ったあなた。実は、あるんです。といっても簡単なことです。

今回お話しするジャークのバリエーションとは、速さや大きさではなく、”縦方向”にジャークさせるか”横方向”にジャークさせるかの話をします。

まず、縦方向のジャーク。竿を立てて、上方向にジグを引っ張るジャークです。ショアジギングをしている人なら分かると思いますが、浜では大体みんなこれです。

それから横方向のジャーク。これは竿を寝かせて、横方向にジグを引っ張るジャークです。縦方向のジャークを使える人であれば、こちらも全く難しくありません。

縦と横、どちらが釣れるの?

みなさんがここで気になるのは、「どっち使えばいいの?」ということですよね。結論から言います。僕のショアジギングの経験によれば、

「ベイトを追っている時は横ジャーク」

「渋い時は縦ジャーク」

が釣れます。

まずは横ジャークの話。

ベイトを追っている時の青物は完全にベイトを探して回遊しています。

この場合に強いのはジグの動きをベイトに近づけ、魚に興味を持たせる。そしてジグを追わせて、ベイトと少し違うな?と思わせる演出で食わせることです。

ベイトとなるイワシやサッパなどの魚は(弱った個体は別ですが)水平に泳ぎますよね。そのベイトの動きが横方向ですね。メタルジグをキャストして横方向にジャークを入れることで、

“ベイトの動きに似ているが、ベイトより荒々しく泳ぐ魚“を演出できます。

また、水面直下でも横ジャークであれば水面からジグが飛び出すことなくアクションを続けられます。なので、「水面でナブラが出てるけど、ただ巻きで通しても食わない!!」そんな時ありますよね。これは完全に横ジャークの出番です。

つまり、

・一定のレンジを引いてきやすい

・それでいてヒラヒラと食わせのアクションも自動的に入っている、のが横ジャークなんですね。

フォールはあまり必要ありません。魚のいる棚から外れた場合にはフォールさせて戻す必要がありますが。

横ジャークは、ベイトをみている青物を仕留めるイチコロパターンです。

次に渋いタイミングの縦ジャークの話。

ベイトが見えず、魚の位置がわからない。

このタイミングで魚にアピールするために、「なるべく広い範囲の魚に見てもらう」そして「弱ったベイトを演出する」必要があります。

縦方向の早いジャークを入れることでジグは不規則に泳ぎながら上方向へ向かいます。フラッシングも相まって広い棚の魚にアピールできます。そしてフォールで弱ったベイトを演出します。

ジャークで気づかせて、フォールで食わす。

渋い時に一本なんとか出せた!という時は大体このパターンです。横ジャークでは狭いレンジで食わせますが、この縦ジャークは魚のいる棚が分かっていないとき、広範囲に探るのに非常に適しています。

前の記事で高速リトリーブが強いという話をしましたが、この縦ジャークとの組み合わせで鉄板パターンが出来上がります。僕はこればっかりやって青物釣ってるので、秘密にしといてくださいね。

魚に、ジャークでメタルジグに気づかせたあと、高速リトリーブをします。魚の心境としてはこうです。

<ジャーク中>

「おっ、キラキラしとるわ。ベイトかな?あ、落ちてった、弱ってるな〜」

「食べよ〜」フラフラ〜

<高速リトリーブ>

「ふぁっ!?逃げた!!あいつ逃げた!」

「おるぁ!食うぜえ!バクゥ!」

ジャークで弱ったベイトに見せかけて、高速リトリーブで逃げるベイトを演出しているんですね。ですから、強いんです。

ベイトは追われればもちろん逃げます。自然界で魚が一番魅力に感じる動きは逃げ惑うベイトでしょうから、よく釣れるんだと思いますよ。

僕はこのように水中でのルアーの動きや魚の気持ちを考えて釣りをするのが好きです!しっかり結果が出ますからね。

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今回の記事はここまでにします!みなさんも2種類のジャークを使いこなして青物をしばき倒してください!

次回の記事もよろしくお願いします!

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